日比谷公会堂 ありがとう

2014/ 12/ 31
                 
初めてのデートは20歳の12月でした。
精一杯のお洒落をして、行った先は日比谷公会堂です。
ベートーベンの第九を聞きに行ったのです。
だかしかし 初恋は実らぬもの、というセオリー通りに終わってしまいました。DSCF0392-01ok.jpg

そして時間はブーンと飛んで、働くお母さんになっていたある日の私。
「ヨーヨー・マ 来日公演」の文字が目に入りました!

勤務先の1階にある煙草屋のお姉さまも、大のクラシックファン。
これを聴かずして何としよう、とばかりに二人してワクワクしながら
日比谷公会堂に行ったのです♪

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チェロを持ったヨーヨーが笑顔で登場しました。そして、弾くことが嬉しくてたまらないと
言うように弾き始めました。
ドボルザークのあの名曲「チェロ協奏曲」です。
美しく、親しみやすいメロディーオンパレードのこの曲。すばらしい演奏でした。
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演奏が終わって、全員が席を立ちました。
「チェロの弦や弓から切れた糸、あそこに落ちてるの拾いたいなぁぁ」
「はしたないまねをしてはいけません」
クラシックミーハーの私。お姉様に諭されておとなしく帰りました。
でも、本当は今でも心残りなのです。何と言ってもヨーヨー・マのチェロの糸なのですもの♪
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その日比谷公会堂も、改修されることになったと知りました。良かったなぁと思っています。

つたないブログでございますが、訪れて下さった皆様、本当にありがとうございました。
新しい年が、平和でありますように、皆様にとって素晴らしい年になりますよう、雪に
埋もれながらお祈りしております♪♪

              写真は上から順に「水仙」「ライラック」「ギィ・サヴォワ」「ネヴゥダ」です。

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欲しかった物

2014/ 12/ 30
                 
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         「この金の斧はお前の物か?」
         「滅相もない。タンコさま!」
         「では、こちらの銀の斧か?」
     銀でもいいけど、ここは正直に・・・
         「いえ、違います」
         「うむ、正直じゃのう。それでは褒美をとらそう。そちの欲しい物はなんじゃ?」
         「はい耕運機が欲しゅうございます。寄る年波には勝てず、クワを持つと、
          疲れてなりませんゆえ」
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その願いは叶えられて、家庭用の耕運機が我が家に来たのは2006年のことでした。
↑の写真は同年9月のものです。
裏庭の菜園は、けっして広いわけではありません。それでも、鍬やレーキを使って耕す
作業はきつくて、限界を感じていました。

使ってみたら、本当に楽!! 
スコップ一つで土を起こした7年間はどこに行ったのでしょう。
今までの人生で一番嬉しい買い物だったかも・・・・
DSCF0497-01らの
↑アルケミラモリス

この耕運機は、ご近所のお役立ちグッズとして活躍しています。 
今はもう亡くなってしまったけれど「タッチャン」と親しまれた小父さんの畑で。
そして裏のkazuちゃんのところの補助耕運機として。
もちろん、我が家でも。

一昨年、きちんとしたメンテナンスも終えて、まだまだ元気に働いています。
私も、もうひとがんばり・・・・・   あたたっ  肩が・・・  年でございます^^



                 
        

新しいカレンダー

2014/ 12/ 29
                 
今年もあと2日。毎日一ヶ所だけと決めていた丁寧掃除も、残るは
キッチンのみとなりました。
だがしかし・・・キッチンは難攻不落。輝く使用頻度№1!
ここだけは簡単掃除でもいいかなぁと、すでに弱気です。

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来年用のカレンダーが届きました。思わず「おおっ!」となりました。
ゴッホの絵なのですもの!!

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若い時、ゴッホの絵の良さが分かりませんでした。
私が好きだったのは、モネとターナーでした。

モネの睡蓮の絵の模写が小学校にありました。、毎日絵と接するうちに、
色彩の心地よいハーモニーが、幼なかった私にも伝わっていたのだと思います。

そしてまた、ゴッホの悲劇的な生涯も、絵に先入観を与えていたのかも知れません。
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           「オリエンタルポピー」    鬼芥子とも呼ばれています。  撮影6月中旬

私をゴッホに近づけてくれたのは、春まだ浅い庭に立つ一本の果樹を描いた作品でした。
桃かアーモンドか定かではありません。静かな美しさをたたえたその絵に惹かれました。

あとは一気にゴッホの作品が飛び込んできたのです。
ゴッホのカレンダー、表紙はヒマワリでした。

                 
        

「ニュードーン」

2014/ 12/ 28
                 
他のバラよりも少し遅れてニュードーンが咲きだすと、ほんの少し空気に秋の匂いが
するように思うのです。
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私の住む北海道の道北地方では、11月に根雪になり、大地が顔を出すのは4月上旬です。
1月から2月にかけてはマイナス20度になる夜もあります。
(ただし、積もった雪の中の温度は0度です!)

こちらに住むようになった時、義兄から
「冬には素手で金気のものをさわらないように」と言われました。
手が離れなくなるからです。
そっと内緒で試してみました==本当でした!

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        「ニュードーン」    1930年 米国  ヴァン・フリート    7/10撮影

話が横道に・・・・ 
そんな寒い土地でも、ニュードーンは沢山の花を咲かせてくれます。
このバラが植えられているのは庭の西側です。
こちらでは、西日と言えども太陽の光は全てが貴重です。
夏の強い日差しを十分に浴びて、随分伸びてくれました。
ドームのようにできるでしょうか?
                           

ok

そしてこちらはハーブの「ベルガモット」。ニュードーンの近くにあります。
ベルガモットはもっと沢山欲しいので、春に株分けしています。

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「もしもしお母さん」
「ん?」
「ニュードーンのトゲが痛いよーって、泣いたのだあーれーー」
「タンコちゃんったら~~。そんなことは忘れてよろしいのよぉ。オホホ」
「あきれたにゃぁ~♪」


                 
        

空がこんなに青いとは   -- 岩谷時子さん--

2014/ 12/ 27
                 
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「空がこんなに青いとは」
                    詞  岩谷 時子
                    曲  野田 暉行

知らなかったよ         空がこんなに青いとは
手をつないで歩いて行って  みんなで見上げた空
ほんとに青い空
空は教えてくれた        大きな心を持つように
友だちの手をはなさぬように

小学校の音楽の時間に、習った方もいらっしゃることでしょう♪                  

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                 ジャスト・ジョーイ     6月末撮影

この詞の作者、岩谷時子さんとたった一度だけお会いしたことがありました。
銀座から築地に向かうあたりで夕暮れ時、前から歩いてきた人に、私の連れが
「ときちゃん」と声をかけました。
「あら」
黒のコート、ひっつめにした髪に黒縁のメガネ。
岩谷時子さんでした。
二人の会話はすぐに終わり、岩谷さんは少し離れた場所にいた私にも丁寧に
お辞儀をされて歩いて行かれました。

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                    芍薬

時間にしたら数分の、たったそれだけのことでした。
けれど私は良い香りに接した時のような、ちょっと陶然とした気持ちになりました。
岩谷さんの地味ないでたちの中からたちのぼる、たおやかで素敵な何かを
感じたのです。
岩谷時子さんがお亡くなりになって一年。岩谷さんに.お会いしたのはもう
30年も前のことでした。

昨日は本当に美しい冬の青空でした♪




*  ブログを初めて2ヶ月、思いもかけず皆様から拍手やコメントを頂いて、
    嬉しく思っております。
    義父・義母の記事には、心に響くコメントを頂いて、感激しています。
    改めてお礼をと思いました。皆様本当にありがとうございました!   
 

   
                 
        

雪の下には

2014/ 12/ 26
                 
↓は昨日12/25 午前11時30分ころの写真です。

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地表近くにある霧。、珍しい景色でした。気温は―6°だったと思います。

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そして札幌から届いた見事な紅鮭!
いつもお世話になっているGさん& kazuちゃんにおすそ分けです。

Gさんの家は車で10分ほどの所にあります。
おおきな秋田犬の「トラ」が、薪を取り出しているお母さんにくっついていました。
うーん、いつもとトラの反応が違います。
「トラも年取って、目が薄くなったの」
なるほど、白内障のようになっていました。
けれどトラは幸せいっぱい。お母さんが大好きなのです♪

025-01林檎

昨日までの積雪はおよそ40㎝でした。
↑の写真は5月のもの。
 
私も冬眠したいです
                 
        

ふるさとの山

2014/ 12/ 25
                 
    「ふるさとの山」       詞・曲   ジャン・フェラ   訳詩  古賀 力

青く澄んだ山に かこまれた ふるさと 
その土地を捨てて
長いこと夢見てた 都会の暮らしに
彼らは出て行く

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素朴な土の匂い   のどかな陽だまり           今も山は美しい   春は花が咲き乱れ
うまい水があるのに                       空に小鳥さえずる ふるさとの山は
モダンなカフェテリア 都会の秘密に
彼等は魅かれるのだろう


この絵はランチで行った酒造会社の個展会場で見て、一目で気にいりました。
覚えのある景色と思ったら、我が町から見た大雪山だったのです!




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この町に住むことを決めた時、丁度この本があって、すぐに買いました。
中は、鶏の飼育に始まって、農機具のあれこれ、ソーセージと燻製の作り方まで、
写真、水彩画、、英国式ユーモア沢山の楽しい本です。

雪の季節、本は頼もしい味方です!

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そして皆様ご存じ、各種バラの本。色が華やかですね。

毎年バラの新作が出るので、新しいバラ全集、そろそろでしょうか?


冒頭の「ふるさとの山」は、シャンソンの名曲の一つです。
長く、東京・赤坂で「ブン」というシャンソニエを経営してらした、古賀力さんの
歌が今も私の耳に残っています。
その「ブン」も数年前に店を閉じました。

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さあ、新しい年がもうすぐやってきます。
         オットット …  その前に大掃除ですって???   
                      パ・パスーーーーー シュタタタッ


                 
        

メリー・クリスマス♪  聞こえますか?

2014/ 12/ 24
                 

昨日、義父のことを書いたら、やはり義母のことを書きたい。そんな
気持ちになりました。

義父の介護を巡って、たった一度だけ、私は義母と喧嘩をしたのです。

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私は義母に、もっと先のことを考えて行動して欲しかった、と言いました。

「目の前に落ちているものを拾って、生きてきたのよ」

そう義母は答えました。
・・・・・私は言葉を失いました。
                            
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                                 (ガイラルディア)

思えば義母の世代は戦争に翻弄された人生でした。

一族揃って樺太から北海道に引き揚げ、敗戦のショックで抜け殻のようになってい
た夫とその両親、そして6人の子供たち。生活という現実が義母の肩と背中にズシ
リと乗ってきたのです。

重い重いその言葉に、義母自身の人生に対する悔しさが凝縮されているようでした。

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(イングリツト・.バーグマン)

お嬢様として育てられた義母でした。苦労をしても、明るいユーモアで
笑い話にしてしまう人でした。

喧嘩が一度しかなかったのは、義母と同居していなかったからだと
思います。そして何よりも、義母が賢かったからです。
けれど心に残る喧嘩、して良かったなと思うのでした。

メリー・クリスマス♪   そちらまで聞こえますか?

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     (風の通り道)




                 
        

義父との一コマ

2014/ 12/ 23
                 
昨日は一日中吹雪いていました。けれど昨日は冬至。
また昼が帰ってくると思うと、気持ちが明るくなります。

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生協で購入した出汁用の昆布をテーブルに乗せた時、ふっと義父のことを
思い出しました。
脳梗塞で倒れ、左半身麻痺の後遺症が残った義父と、半年という短い間
でしたが一緒に暮らしたことがあったのです。

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           (マダム・アルディ&カメムシ)

食卓テーブルの上には昆布と煮干しがあります。煮干しの頭と腹を取るのは、夫と私。
義父はハサミで昆布を三枚に切っています。

三人とも昆布の切れ端を口に入れて、静かに手だけが動いています。

そんな何ということのない時間が、とても懐かしく、幸せな記憶になっています。

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「お母さん その時 あたしも一緒にいたよね?」
「うーん。たんこちゃんは、まだ産まれてなかったです!」
「うにぃ~><」
「鰹節あげよか?」
「にゃん♪」


                 
        

歌曲集「詩人の恋」

2014/ 12/ 22
                 
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       ロサ・ピンピネリフォーリア   原種

小さなころから音楽が好きな子供でした。小学6年の時、夜11時のラジオ番組
でショパンの曲を放送すると知って、皆が寝静まった夜、ぎりぎりまで音量を
絞ったラジオに耳を当てて聞いていました♪

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20歳になって、音楽の世界はぐんと広がりました。そしてドイツリートに出会い
ます。シューベルトの沢山の歌曲、シューマンの「詩人の恋」・・

ハンス・ホッターもD・フィッシャーディスカウもいたけれど、私はヴンダーリヒに
ノックアウトされてしまいました。
彼は36歳という若さで亡くなっていたので、新しく録音することが無いのは残念
なことでした。没年は1966年なので、本当に昔の話ですね。

彼を超える歌い手が出てきて欲しいと切に祈ります。

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       ヴァリエガタ・ディ・ボローニア    

「詩人の恋」の3曲めに、バラと百合という言葉が出てきます。
恋とバラはワンセット。理由 わかりますよね。

本当はピアニストのエフゲニー・キーシンについて書くつもりが、ドイツリートに
なってしまいました。

現存するピアニストではポリーニが最高なのですが、好きという点ではキーシン
かなぁ、と思っていて、なぜなのかその謎を解きたいと思っています。